オーラ・リー(Aura Lee)— アメリカで生まれた美しい民謡
曲の生まれた場所と時代
「オーラ・リー(Aura Lee)」は、19世紀のアメリカで生まれた歌です。
1861年に作られました。作曲はジョージ・R・プールトン、作詞はW・W・フォスディックです。
この歌が作られたころ、アメリカでは南北戦争が始まろうとしていました。そのため、この曲は戦争の時代を生きた人々にもよく歌われました。特に若い兵士たちのあいだで広まりました。
歌の内容は、オーラ・リーという美しい女性への思いを歌ったものです。やさしくて少し切ない雰囲気のメロディーが特徴です。シンプルで覚えやすいため、多くの人に愛されてきました。
この曲はアメリカの軍学校でも歌われるようになり、長いあいだ学生たちの歌として親しまれてきました。
有名になったきっかけと映画・ポップスとの関係
「オーラ・リー」は、のちに別の歌としても広く知られるようになります。それが「Love Me Tender」です。
1956年、エルヴィス・プレスリーが主演した映画「Love Me Tender」で、このメロディーが使われました。映画のために歌詞が新しく書かれ、同じメロディーのまま別の歌として大ヒットしました。
そのため、「Love Me Tender」は知っていても、もともとの曲が「Aura Lee」だと知らない人も多いです。
民謡や古い歌は、このようにメロディーだけが生き残り、新しい歌として生まれ変わることがあります。「Aura Lee」はその代表的な例のひとつです。
曲のバリエーション
この歌にはいくつかの歌詞の形があります。
・オリジナルの「Aura Lee」
・映画で有名になった「Love Me Tender」
・学校や合唱で歌われる簡単なアレンジ
メロディーはほとんど同じですが、歌詞やテンポが少し変わることがあります。
ギターやピアノでも演奏しやすい曲なので、世界中でカバー演奏が作られています。
代表的な歌詞
「Aura Lee」は19世紀の歌なので、歌詞は現在パブリックドメインになっています。
代表的な部分を紹介します。
Aura Lee, Aura Lee
Maiden bright I see
None can be so fair as she
In my dear Aura Lee
歌詞の意味(意訳)
オーラ・リー、オーラ・リー
輝く乙女よ
君ほど美しい人はいない
僕の愛するオーラ・リー
とてもシンプルな恋の歌です。
大切な人を思う気持ちが、まっすぐに表現されています。
民謡としての魅力
「Aura Lee」の魅力は、やさしく流れるメロディーです。ゆったりしたリズムで歌うと、とても温かい雰囲気になります。
また、コード進行も比較的シンプルです。そのため、ギター弾き語りや合唱でもよく使われます。
19世紀に生まれた歌ですが、今でも映画やポップス、学校の音楽などで親しまれています。メロディーが時代をこえて受け継がれてきた、とても美しい民謡のひとつです。
楽譜・音源
私が訳した日本語歌詞をつけた楽譜(コードダイアグラム付)や、インストゥルメンタル版を含めた音源(準備中)、ジャケット画像用に制作した画像(準備中)も用意しています。よろしければどうぞ。また、もしも楽曲の制作やサイトの継続にご賛同いただける場合は、コーヒー1杯分のご支援いただければ幸いです。